鍼灸の授業記録~20191028~
【西洋医学的診察法】
・片麻痺の鑑別
レッドフラッグ
突然発症、冷汗、胸痛、背部痛、頚部痛、頭痛、嘔吐、意識障害、麻痺増悪、痙攣、一過性意識消失
〜食欲不振〜
・満腹感の発生(糖定常説)→食後血中のグルコースが上昇して脳を刺激して満腹感を感じる?
空腹感の発生は血糖値の低下がもたらすとは言えない。
空腹時に食物に関連した刺激が加わることによって誘導される?
↓
食欲中枢は血糖、インスリン、グルカゴン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンなど
胃壁などの消化管粘膜の緊張状態などの影響を受ける
食欲不振の原因
生理的 環境 薬剤 消化器疾患 肝臓、胆嚢疾患 感染症 脳血管障害 血液疾患 腎疾患 精神疾患 など…
〜肥満〜
病気そのものを表すものではなく体格を表す言葉
BMI25以上であるもの(日本の基準)
肥満症とは病気を合併している、あるいは起こしやすい状態にあるもの
年々増えている
・分類
単純性肥満→ただのデブ ほぼこっち
症候性肥満(二次性肥満)→遺伝や病気が原因
りんご型(上半身肥満)→腹部、内蔵、男性
洋梨型(下半身肥満)→臀部、皮下、女性
内蔵脂肪型は中年男性に多いが、更年期以降女性ホルモン低下により女性にも見られる
血圧、血糖値、中性脂肪が多く、HDLコレステロールが低い
合併しやすい疾患
肺疾患、心疾患、上部消化管疾患、高血圧、腎疾患、肝疾患、脂質異常症、高尿酸血症、糖尿病、貧血、 (痛風)
※日本人はメタボのウエスト基準 男.女 85.90 に対して
白人は100であったり、人種によってかなり異なる。割と適当な基準
※生活習慣病は昔は成人病と言われてた
・運動による減量
運動による消費カロリー意外と少ない
運動の効果は血糖値を下げるだけでなく、内蔵脂肪の燃焼、血圧の低下、癌の予防などの効果あり
一般的には有酸素運動が効果的
有酸素運動でも競争心を煽るものは血液の凝固能を高めるため避ける
力む運動は血圧上げるため短時間で
3日休むと効果は消え、連続で15分〜効果あり(できれば30分)
腹囲が基準以上 + ①血糖 ②脂質 ③血圧 それぞれの異常
①〜③のうち2つ以上当てはまるもの
・体脂肪率
水中体重法→最も信頼できる値が出せる 現実的に測定が困難なためほぼ行われていない
インピーダンス法→体に微量の電流を流し、その抵抗値から体脂肪率を推測 まだまだ数値がバラバラだが、取り入れやすさから多く使われている。
キャリパー法→皮下脂肪挟んで推測 当てにならん。
〜羸瘦(やせ)〜
脂肪組織だけでなく、筋肉組織の蛋白量が減少した状態
健康状態に支障がなければ問題はない
単純性るいそう→ただのガリ
症候性るいそう(二次性るいそう)→遺伝や病気が原因のやせ
食欲不振、精神疾患、消化管疾患、全身性疾患、薬物中毒、通過障害、嚥下障害、消化吸収障害、栄養素の利用障害、代謝亢進、摂取エネルギー喪失、尿細管異常…
※元の病気を治せば改善するものが多い
拒食症とかはそれ自体を治さないといけない
〜平熱〜
36.89±0.34℃の範囲にあるのは全体の73%だった。
・定義
一般的に37℃を超える場合
37.9まで微熱、39.0以上を高熱、41.5以上を異常高熱とする
※熱中症は汗かいて蒸散を促すのが最も熱を放射して体温を下げやすい
※本当の体温を正確に測る場合は「実測式体温計」を用いて10分間以上測定する。一般家庭で用いられるのは予測式
・内因性発熱物質
IFN、IL-1、IL-6、TNFなど
※高体温→脳血管障害、熱中症を覚える