鍼灸の授業記録~20191114~
【あんま実技】
〜背中の筋膜リリース〜
・目的
背腰部から脊柱周辺の筋を揺らしながらほぐす
脊柱起立筋(最長筋、腸肋筋、棘筋) 腰方形筋…
・注意点
高齢者などは肋骨、背骨の骨折リスクが高いため、体重をかけすぎない。
肋骨に沿って軽い力で揺らしながら正中に近づいていくと、骨の感覚から筋の感覚へ変わる部位があるので、そこを剥がしていくように揺らしてあげる。
・実践
ペアは100キロ筋肉質男性
第12肋骨の先端辺りから肋骨周りの筋を拳を作り基節骨の面で軽く押し付けながら揺らす。
脊柱起立筋の外側を腰部から肩甲骨下角の高さまで少し力を入れながら揺らす。
棘突起のすぐ横に指を入れ込むようにして腰椎〜胸椎の範囲を間に入れ込むように揺らす。
腰方形筋を指を強く入れて揺らしながらほぐす。
・反省点
体表から骨の位置が分かりにくいほどに筋肉と脂肪が付いている人の場合、骨の位置をイメージしながら手をついて揺らしながら探るということが必要である。
棘突起の横は上手く指が入り込むと、かなりほぐれたように感じたので、少し手前に引くようなイメージだとやりやすかった。
筋と骨の触った時の違いを人によっても変わると思うので、色んな人とペアを組んで体格がそれぞれ違った感覚を覚えて行けるようにしたい。