鍼灸の授業記録~20191115~
【鍼実技】
〜頭部への刺鍼〜
・目的
前髪際の後方5分に並ぶ経穴を取穴する。
臨床でよく使われる経穴を取穴する。
経穴を選び刺鍼する。
・注意点
頭部は顔面と同様にゆっくり何回かで弾入するよりも、1回で入れてしまった方が痛みを感じにくい。
出血しやすい部位なので、抜鍼後しばらく抑えておく。
・取穴
①前髪際の後方5分に並ぶ経穴
神庭(督)
眉衝(膀胱)
曲差(膀胱)
頭臨泣(胆)
本神(胆)
頭維(胃)
②督脈の経穴
上星
顖会
百会
③膀胱経の経穴
承光
通天
④胆経の経穴
目窓
正営
承霊
曲鬢
頷厭
懸顱
懸釐
率谷
⑤奇穴
四神総
*四神とは、中国神話の天の四方の方角を司る霊獣のこと。(青龍・朱雀・白虎・玄武)
・実践
ペアは小柄女性
頭維、顖会、百会、正営 を切診し、浮腫のある経穴に水平刺(後方に向けて 0.5~1寸)
置鍼後、丁寧に抜鍼
刺鍼前後を比較
・反省点
頭部なので髪の毛があり取穴した場所に押手を作るのが難しかった。
水平刺を意識したが、斜刺になってしまったので、もう少し傾けるべきだった。
切皮痛が少しあったけど、1回で刺した時には無かったので、顔面と頭部には1回で刺すようにする。