鍼灸の授業記録~20191122~
【鍼実技】
授業を始める前に、先生から
この授業内では実技認定試験で合格するための練習ではなく、臨床で通用するための練習をして欲しいという話
基本的なことを聞いているようじゃいつまで経っても技術的な成長、質の高いアドバイスに行き着かない。
これらを意識して取り組み、高いレベルを目指す。
〜背部兪穴への刺鍼〜
膀胱系1行線(正中外側1.5寸)
グループメンバー:20代細身男性、50代細身女性
・施術
背部の体表解剖(肩甲棘、肩甲骨内上角、肩甲骨下角、ヤコビー線、棘突起…)
腎兪、膈兪、肺兪へ刺鍼
*腎兪を取穴する時に、ヤコビー線の高さに薬指を置くと、示指がL2の高さに来るので取穴がスムーズになる。
・意識した点
スムーズな取穴(正確に)と弾入の強さ(指先の動きではなく肘から強さをコントロールする)
・反省、考察
男性と女性それぞれの体表解剖をさせて貰えたので、違いをかなり感じた。特に棘突起の間隔の広さがかなり違った。
体格によってある程度のサイズ感を想像して触れることが大切だと思った。
刺鍼の面では、弾入があまり奥まで入っていかなかったが、原因は真っ直ぐに当たっていないことと、押し手の圧のかけ方にあると先生からアドバイスを貰った。
真っ直ぐ当てるには、もう少しチョップのような角度のイメージで打つ。
押し手の圧は、母指球の当たりを患者にしっかりとつけて全体に圧を逃がすことで、刺鍼部にかかる圧を指の力で調節ができるようになる。
*押し手の母指、示指の圧が強いと患者の皮膚が硬くなり鍼が入っていきにくくなる。指の重さだけくらいのイメージ。ただし、鍼管はしっかり安定させる。
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