鍼灸の授業記録~20191127~
【灸実技】
〜腰背部痛〜
・確認事項
ペインスコア:10をMAXとして1~10で痛さどれくらい?という指数
FFD(指床間距離):腰痛患者(運動可能な人)前屈をした時の指先から床までの距離を測定
立位体前屈:体育(体力測定)床より先まで指が届く人には、台などに乗ってもらい指先が台より下に行った距離を測定
・取穴部位
四総穴 委中(腰背に委中):足の太陽膀胱経(合土穴)
八会穴 陽陵泉(筋会):足の少陽胆経(合土穴)
委陽:足の少陽三焦経(下合穴)
・施術
施術前に前屈のFFDを測定
↓
伏臥位で背部の確認
↓
ハリの強い方の膝窩へ各取穴部位に施灸
↓
前後の変化を確認
・結果
自分
施術前:11cm
委中施灸後:8cm
委陽施灸後:6cm
ペア(20代小柄女性)
施術前:0cm
委中施灸後:−4cm
委陽施灸後:−10cm
※時間の都合により陽陵泉は実施できず。
・感想、考察
施術前は明らかに左の腰が突っ張って前に倒れない感覚があったのだが、施術後の変化にも出たように、前に倒れるのがスムーズになった。
ここまでの変化が出るとは思ってなかったが、結果として上手くいって良かった。
・反省点
背中のハリ左右差を見る時に右足だけ足枕に乗った状態で見ようとしていた。
左右が均等な姿勢で見なければ、離れている部位だとしても本当の歪みを見つけることは出来ないので、細かいところまで目配りをして気づくべきだと思った。
経穴の取穴部位がかなり曖昧なので、よく使う経穴だけでも早めに覚える必要がある。
また次週!