鍼灸の授業記録~20191213~
【鍼実技】
〜下腹部〜
・目的
下腹部にある経穴を取穴する
圧痛のある経穴に、刺鍼をする
・注意点
腹部は刺痛に敏感な部分なので、刺鍼に際しては特に細心の注意を払うこと
・施術体位
仰臥位で膝伸展位
・取穴
任脈
関元:臍中央の下方3寸(小腸の募穴)
石門:臍中央の下方2寸(三焦の募穴)
気海:臍中央の下方1寸5分
陰交:臍中央の下方1寸
腎経
肓兪:臍中央の外方5寸
胃経
天枢:臍中央の外方2寸(大腸の募穴)
大巨:臍中央の下方2寸、前正中線の外方2寸
脾経
腹結:臍中央の下方1寸3分、外方4寸
大横:臍中央の外方4寸
胆経
五枢:臍中央の下方3寸、上前腸骨棘の内方
維道:上前腸骨棘の内下方
・刺鍼
圧痛のある経穴に直刺
5分置鍼、抜鍼
刺鍼前後を比べる
※上から見た図。神闕は臍中央
・実践
ペアは20代細身男性
腹診をして圧痛点は無かったので抵抗の強い部位に取穴、刺鍼した。(天枢、滑肉門)
・反省点
自分が施術を受けた際、切皮痛はあったがその後、筋へ届いたときの重い感覚のみで痛みは感じなかった。(天枢、大横)
反対に自分が施術をする側の時、腹直筋の上だと入りにくい感じがあったが、少し深めに刺すイメージでやったら上手く刺鍼できた。
敏感な部分なので切皮痛は起こってしまったが、その後の刺入では弱すぎると逆に痛いので、思い切りが必要だなと感じた。
また次週!