鍼灸の授業記録~20200114~
【解剖学】
※試験範囲は中枢と伝道路、消化器、泌尿器、呼吸循環器。生殖器は範囲外(骨盤内臓の位置関係などは出る)
・縦隔
左右の胸膜腔の間で、上部・中部(心臓)・前部・後部に分けられる。肺以外の胸部内臓が位置する。
第4章 消化器系
〜消化管の基本構造〜
消化管(口から肛門)と消化腺(消化管に付随する)からなる。
口腔
↓
↓
食道
↓
胃
↓
小腸
十二指腸
↓
空腸
↓
回腸
↓
大腸
盲腸
↓
上行結腸
↓
横行結腸
↓
下行結腸
↓
S状結腸
↓
直腸
↓
肛門
①粘膜
表面の上皮細胞
口〜食道:重層扁平上皮
胃〜大腸:単層円柱上皮(消化、吸収)
肛門:重層扁平上皮
※分泌腺に注意(分泌細胞の種類、何を分泌する?、どこに開口する?)
②筋層
括約筋
口〜食道の上半分まで:横紋筋
下半分:平滑筋
肛門の出口(外側)
外肛門括約筋も横紋筋
③外膜(線維性結合組織)または 腹膜(腹腔を覆う腹膜上皮からなる)→漿膜性
外膜→口〜食道
腹膜→胃〜大腸
・口腔
咀嚼、味覚、発声の作用
口裂(入口)〜口峡(出口)で重層扁平上皮
唾液腺
耳下腺:最も大きい漿液腺で、耳下腺管が頬粘膜に開口する
顎下腺:漿液粘液の混合腺で、下顎の下に皮下からも分かる。顎下腺管は舌下腺管に合流する。
舌下腺:大唾液腺のうち最小で混合腺。舌下腺管は下顎腺管と合流して、舌下の舌下小丘に開口。
舌
前2/3の舌体の味覚はⅦ・知覚はV 3
後1/3の舌根に扁桃体があり味・知覚はIX、舌筋は横紋筋でXII
歯
歯冠は口腔表面でエナメル質
歯根は歯槽に入りセメント質
歯の主体部分の中はゾウゲ質
・咽頭
12cmの管、重層扁平上皮、横紋筋
・食道
C6の高さで咽頭から移行し、縦隔を走り、横隔膜(食道裂孔)を貫いて胃の噴門に達する。
壁は三層(上記の①〜③)
長さが約25cm前後の圧平された管状器官
・胃
噴門→胃底部→胃体部→幽門部→幽門
次週続きから!