鍼灸の授業記録~20191210~
【解剖学】
・A:動脈
・V:静脈
・M:筋
・N:神経
前回の内容に付け足し
・門脈
肝門を通る→門脈(機能血管)、固有肝A(栄養血管)、肝管(胆汁が流出)
下大静脈に注ぐ静脈で注意するところ
右は直接注ぐ、左は左腎Vに注いでから下大Vへ
今日の内容↓↓↓
〜胎児循環〜
臍周りの循環と心臓-肺周りの循環
内腸骨A→臍A→胎盤(ガス交換・栄養老廃物交換)→臍V
※臍A・臍Vは臍帯を通る
心臓-肺周りの胎児循環
右心房→(心房中隔の卵円孔:後の卵円窩)→左心房・室→大動脈から全身へ
↓
右心室→肺動脈→動脈管(後の動脈管索)で肺を迂回→大動脈弓に注ぐ
※ボタロー管
※卵円孔とボタロー管は肺循環が始まると同時に閉じる。
〜リンパ系〜
リンパ管:基本は静脈と類似した壁の作りで、静脈と伴行する流れ
※弁を持つ
リンパ節:細網組織で構成される皮質と髄質がある。輸入リンパ管と輸出リンパ管が出入りする。
皮質にはリンパ小節(胚中心)がみられ、リンパ球(Bリンパ球、Tリンパ球)が集まる。
毛細リンパ管(組織中)→リンパ管→リンパ節→リンパ管→リンパ本管→胸管→左の静脈角
※右半身も同様に集められ、→右のリンパ本管→右の静脈角
・皮下に触れやすい発達したリンパ節
顎下リンパ節
浅・深頸リンパ節(二腹筋リンパ節)
腋窩リンパ節
浅・深鼡径リンパ節
・消化管粘膜内にできたリンパ組織:リンパ小節、扁桃
回腸にはパイエル板(集合リンパ小節)、その他腸管には無数の孤立リンパ小節、盲腸には虫垂(腸扁桃)
胸腺:細網組織で皮質・髄質からなるTリンパ球の成熟場所。内部にリンパ小節は無く、輸入・輸出リンパ管はない。
左右対をなす臓器で心臓の前にある(前縦隔)。子供では大きく、大人では退縮。
脾臓:胃底部の後方にあり腹膜で覆われる。内部は細網組織でスポンジ状。
リンパ球やマクロファージがいる(古い赤血球や血中の異物を破壊)
赤脾髄(脾洞:血液のたまり:赤血球を破壊と血小板の予備蓄積)
白脾髄(脾リンパ小節:リンパ球の産生や食作用)
脾柱動脈-中心動脈-筆毛動脈-莢動脈-毛細血管(脾洞:洞様毛細血管)-静脈系へ
〜呼吸器系〜
気道:空気の通り道 上気道(鼻から喉頭)と下気道(気管以下)
鼻→咽頭→喉頭→気管→気管支(主気管支、葉気管支、区域気管支、細気管支)
呼吸部:ガス交換部 呼吸細気管支・肺胞とその周囲の毛細血管