鍼灸の授業記録~20191029~
【解剖学】
〜小脳〜
1.位置
橋の後方で第4脳室の背面にある
2.区分
以下の3つに分けることができる
・片葉
前庭神経核からの神経線維を受ける
からだの平衡バランスを保つ
・虫部
脊髄小脳路を介して全身の深部感覚を受ける
全身の深部感覚情報に基づき、小脳から赤核や網様体を介して、主に体幹筋の緊張を調節し、姿勢保持など
・小脳半球
小脳で最も発達した部分
大脳と強い連絡(大脳-小脳連関)
3.断面
・灰白質
a.小脳皮質 以下の3層からなる
分子層、プルキンエ細胞層、顆粒層
b.小脳核
・白質
小脳に出力する線維
上、中、下小脳脚を通って、小脳皮質、小脳核と脊髄、脳幹、視床と連絡
※深部感覚には骨格筋が大きく関与
運動器由来の感覚である
深部感覚…一次ニューロン→後索→胸髄核→二次ニューロン→側索→小脳脚→虫部
小脳=成功体験記憶装置的な役割
〜間脳〜
1.位置
左右大脳半球きはさまれる。内部に第3脳室
2.区分
・視床
大きな卵形の灰白質
左右の視床の間に第3脳室
大脳皮質への入力線維の中継核となる
感覚情報が中継され、大脳皮質の各感覚野に投射
視覚は外側膝状体、聴覚は内側膝状体
・視床上部
・視床下部
自律神経系、内分泌系の統合中枢
大脳皮質や大脳辺縁系と密に連絡し、その影響を受ける
摂食・満腹中枢、血糖調節中枢、飲水中枢、本能行動の中枢、体温調節中枢など
a.下垂体漏斗:視交叉の直後に下垂体へ
b.下垂体:前葉(腺下垂体)と後葉(神経性下垂体)からなる
c.乳頭体:視床下部の下面にある一対の隆起
※視神経は外側膝状体で全てではなく、一部上丘へ行く
解剖は苦手だけど基本だからちょっと集中して頑張ろう。。
生理とかと繋がる部分がかなり多い